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自分らしい働き方を見つけるためのコラム

精神障害者保健福祉手帳を所持している方は、公共交通機関や公共料金などさまざまな場面で割引制度を利用できます。しかし、具体的にどこでどのような割引が受けられるか、分からないことも多いでしょう。そこで本記事では、精神障害者保健福祉手帳を所持している方が利用できる割引一覧について、具体例を交えてご紹介します。
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公共交通機関で受けられる割引一覧
精神障害者保健福祉手帳を所持している方は、公共交通機関で次のような割引を受けることができます。
鉄道
精神障害者保健福祉手帳を所持していても、以前は「鉄道の障害者割引は対象外」というケースが多くありました。しかし2025年4月、精神障害者保健福祉手帳に次の「旅客運賃割引区分」が導入されたことで、鉄道事業者各社で割引が受けられるようになっています。
| 旅客運賃割引区分 | 該当者 |
| 第1種 | 障害等級1級 |
| 第2種 | 障害等級2級もしくは3級 |
例えば、JR各社では2025年4月より精神障害者割引制度を利用でき、第1種・第2種いずれも普通乗車券で5割となる事業者がある一方、特急券などは対象外とする場合や、割引率や申請方法が事業者ごとに異なります。利用前に各社の公式案内で対象運賃・適用条件を確認してください。
・JR東海
なお、私鉄各社や地下鉄などでも同様の制度を利用できますが、割引額や条件は各社異なるので注意が必要です。手帳を所持している方が受けられる鉄道の割引については、次の記事も合わせてご参照ください。
航空機
主要航空会社や格安航空会社の多くで、運賃の障害者割引が行われています。割引額はおおむね2~5割ですが、国内線で割引を適用している会社が多い一方、国際線や特定運賃は対象外となる場合があるため、予約前に各航空会社でご確認ください。なお、ベースとなる運賃は時期や料金プランによって異なり、早期割引などの料金プランのほうが安いケースもあるので注意が必要です。
バスやフェリー
全国の路線バスでは、障害者割引で運賃が3割以上安くなるところが多く、無料になるケースもあります。例えば、東京都では精神障害者保健福祉手帳の所持者が発行できる精神障害者都営交通乗車証で、都営バスに無料で乗車可能です。フェリーでも基本運賃から半額になるなど、割引を利用できる場合があります。
タクシー
国土交通省は各タクシー会社に対してガイドライン等で、精神障害者保健福祉手帳を所持している人に対する配慮を呼びかけています。ただし義務化されているわけではないため、割引の導入・割引率はタクシー会社ごとに異なります。例えば日本交通では、精神障害者保健福祉手帳を提示することで運賃の1割引を適用可能です。
なお、運転手が障害者割引について知らない場合もあるため、乗車時に精神障害者保健福祉手帳を提示して「割引を利用したい」旨を伝えましょう。
公共料金で受けられる割引一覧
精神障害者保健福祉手帳を所持している人は、公共料金で次の割引を利用できます。
NHK受信料
精神障害者保健福祉手帳の障害等級が1級の場合は、NHK受信料が半額免除となります。世帯全員が市町村民税非課税の場合は、精神障害者保健福祉手帳の等級に関係なく全額免除です。詳細は公式サイトでご確認ください。
水道料金
自治体によっては、水道料金の障害者割引を受けることができますが、対象者や減免内容は異なります。例えば、川崎市では精神障害者保健福祉手帳1級の場合に全額免除になるなど、各自治体で一定の割引を利用可能です。
アミューズメント関連施設で受けられる割引一覧

アミューズメント関連施設でも、次のような割引を受けられる場合があります。
宿泊施設
国民宿舎・かんぽの宿・休暇村などでは、障害者割引で宿泊費が安くなります。例えば、休暇村では1泊あたり1,650円の割引を適用可能です。そのほかにも宿泊施設でも、障害者割引を利用可能な場合があるため、詳細は宿泊予定の施設にご確認ください。
テーマパーク
全国のさまざまなテーマパークで、障害者割引が提供されています。例えば、東京ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパンでは、それぞれ障害者向けのパスを購入可能です。
スポーツ施設
スポーツセンターやプール、フィットネスクラブなどのスポーツ施設でも、店舗によっては障害者割引で利用料が安くなります。野球やサッカーの試合観戦チケットでも、障害者向けの割引チケットを購入できる場合があります。
映画館
多くの映画館でチケット購入時に障害者割引を適用できます。例えば、TOHOシネマズやイオンシネマなどでは、障害者割引として1,000円で映画を鑑賞可能です。ただし、各施設の割引内容は時期や介助者の有無などの条件で変動する可能性があるため、最新情報は施設の公式サイトでご確認ください。
カラオケ
店舗によっても異なりますが、カラオケチェーン店でも精神障害者保健福祉手帳の提示で割引が受けられます。例えばビッグエコーでは、室料・飲食代込みの料金が3割引です。ただし、各施設の割引内容は時期や介助者の有無などの条件で変動する可能性があるため、最新情報は施設の公式サイトでご確認ください。
動物園・水族館
動物園や水族館などでも、精神障害者保健福祉手帳の所持者が割引を受けられるケースが多いです。例えば、旭山動物園や沖縄美ら海水族館では、入場料・入館料が無料になります。ただし、各施設の割引内容は時期や介助者の有無などの条件で変動する可能性があるため、最新情報は施設の公式サイトでご確認ください。
美術館・博物館
美術館や博物館は、精神障害者保健福祉手帳を窓口で提示すると無料、もしくは割引価格で利用できる場合があります。例えば、東京国立博物館は無料となり、大塚国際美術館は半額で入館可能です。ただし、各施設の割引内容は時期や介助者の有無などの条件で変動する可能性があるため、最新情報は施設の公式サイトでご確認ください。
その他の割引一覧
これまでご紹介した公共交通機関や公共料金以外にも、次のような割引が受けられる場合があります。
携帯料金
大手キャリアなど携帯電話会社によっては、精神障害者保健福祉手帳の所持者が受けられる割引があります。契約時の事務手数料や基本使用料などが安くなりますが、適用されない料金プランもあるので注意が必要です。
ガソリン代
自治体によっては、ガソリン代の補助が受けられる場合があります。例えば練馬区では、精神障害者保健福祉手帳1級の方が、月額2,800円のガソリン代補助を受けることができます。お住まいの地域で利用できるサポートについては、担当窓口にご相談ください。
精神障害者保健福祉手帳で割引を利用する際の注意点
精神障害者保健福祉手帳で割引を利用する際は、次のポイントに注意が必要です。
利用方法や条件を確認しておく
障害者割引などのサービスを利用する際は、精神障害者保健福祉手帳を提示する必要があります。どのタイミングで提示するか、事前の申し込み手続きが必要かについて、事前に確認しておくことが大切です。
また、障害等級で割引の有無や割引額が変わることもあります。スマートフォンと障害者手帳を連携できるアプリミライロIDを利用すると、ミライロIDに対応している施設・サービスで、手帳の代わりにスマホを提示するとすぐ割引を適用できるので便利です。
障害者割引などに関する情報を集める
前述したように、さまざまな場所で精神障害者保健福祉手帳の割引を利用できます。精神障害のある方は、治療や通院などで出費が増えることが多いため、障害者割引の活用は経済的な負担軽減のために重要です。
しかし、そもそも「どこで割引が受けられるか」を知っておかなければ、標準料金を支払うことになってしまいます。そのため、障害のある方同士が交流できるコミュニティサイトなどで、情報を集めておきましょう。
精神障害者保健福祉手帳の割引について「あしたのあるきかた」で聞いてみよう!

精神障害者保健福祉手帳を取得している方は、公共交通機関や公共料金、アミューズメント関連施設などで割引を受けることができます。障害者割引をうまく活用することで、治療や通院などで生じる経済的な負担を軽減できます。
ただし、今回ご紹介した割引一覧はあくまで代表的なものです。ほかのさまざまな場面でも障害者割引を利用できるため、あらかじめ情報を集めておくことが大切です。障害者のためのキャリア共創コミュニティ「あしたのあるきかた」では、精神障害者保健福祉手帳を取得している方と交流し、障害者割引について聞いてみることができます。
さまざまな情報が共有されているため、割引制度以外の情報を得る場としても活用できます。この機会にぜひ、「あしたのあるきかた」に登録してみましょう!
障害者向けコミュニティ
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戸田 幸裕
上智大学総合人間科学部社会学科卒業後、損害保険会社にて法人営業、官公庁向け営業に従事。2012年、インテリジェンス(現パーソルキャリア)へ入社し、障害者専門のキャリアアドバイザーとして求職者の転職・就職支援に携わったのち、パーソルチャレンジ(現パーソルダイバース)へ。2017年より法人営業部門のマネジャーとして約500社の採用支援に従事。その後インサイドセールス、障害のある新卒学生向けの就職支援の責任者を経て、2024年より現職。
【保有資格】国家資格キャリアコンサルタント、障害者職業生活相談員