その特性、うまく言語化できますか?専門家が漫画で解説。
職場でよくある、ふわっとした「ニュアンス指示」。
依頼者からすると優しさゆえの行為かもしれませんが、発達特性のある人にとっては混乱以外の何ものでもない、というお話です。
職場では、相手に配慮してやわらかく伝えようとするあまり、少しあいまいな言い方で仕事をお願いしてしまうことがあります。 けれども、発達特性のある人の中には、「誰がするのか」「何のための仕事なのか」「誰に関係するのか」「いつまでにやるのか」といった情報がはっきりしていないと、それが指示なのか雑談なのか分かりにくい場合があります。 あいまいな情報の中から相手の意図を読み取ったり、その場の雰囲気から意味を考えたりすることが難しいため、もともとの伝え方があいまいだと、内容を理解すること自体がむずかしくなってしまいます。 このような特徴は、「潜在的了解の困難」と呼ばれることがあります。 これは、はっきり言葉にされていない前提や意図(=表に出ていない、見えにくい部分)をくみ取ることが難しい、という意味です。
精神保健福祉士・公認心理師・キャリアコンサルタント・臨床発達心理士
北里大学院にて医科学修士取得。精神科病院や都内クリニック副院長を経て、 2020年「メンタルサポート&コンサル沖縄」を設立。企業・公的機関での労働者カウンセリングや職場研修のほか、 キャリアコンサルタント養成にも注力。日本産業精神保健学会理事。著書に『もし部下が発達障害だったら』、『部下の発達特性を活かすマネジメント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『職場の同僚のフォローに疲れたら読む本』 (PHP研究所) など多数。
発達特性「察することの難しさ」
職場では、相手に配慮してやわらかく伝えようとするあまり、少しあいまいな言い方で仕事をお願いしてしまうことがあります。
けれども、発達特性のある人の中には、「誰がするのか」「何のための仕事なのか」「誰に関係するのか」「いつまでにやるのか」といった情報がはっきりしていないと、それが指示なのか雑談なのか分かりにくい場合があります。
あいまいな情報の中から相手の意図を読み取ったり、その場の雰囲気から意味を考えたりすることが難しいため、もともとの伝え方があいまいだと、内容を理解すること自体がむずかしくなってしまいます。
このような特徴は、「潜在的了解の困難」と呼ばれることがあります。
これは、はっきり言葉にされていない前提や意図(=表に出ていない、見えにくい部分)をくみ取ることが難しい、という意味です。
佐藤 恵美
精神保健福祉士・公認心理師・キャリアコンサルタント・臨床発達心理士
北里大学院にて医科学修士取得。精神科病院や都内クリニック副院長を経て、 2020年「メンタルサポート&コンサル沖縄」を設立。企業・公的機関での労働者カウンセリングや職場研修のほか、 キャリアコンサルタント養成にも注力。日本産業精神保健学会理事。著書に『もし部下が発達障害だったら』、『部下の発達特性を活かすマネジメント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『職場の同僚のフォローに疲れたら読む本』 (PHP研究所) など多数。