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その特性、うまく
言語化できますか?
専門家が漫画で解説。

周りの音が気になって

30代 発達障害(ASD、ADHD)

ASDのある方の60~90%が、感覚の問題を持つと言われています。

感覚の問題は、作業が進まず残業を常態化させるなど、発達特性のある方の生産性低下を招きます。

オフィスでパソコン作業をするあゆみの周囲は、人の出入りや会話、電話で落ち着かず、別の場所では予算縮小の話題で盛り上がっている。そこへ資料作成の急な依頼や電話が重なり、作業は中断され続ける。目の前の仕事に集中できないまま、頭の中が整理できず手も止まりがちになり、結局は時間をかけるしかないと感じている様子。
ワンポイントアドバイス

発達特性:職場で集中しにくい理由と対策

発達特性のある方の中には、職場の環境によって集中しづらさを感じることがあります。
たとえば、出入り口の近くや、人の行き来が多い場所、キャビネットの開け閉めが頻繁にある場所では、音や動きなどの刺激が増えやすくなります。
こうした環境では、どうしても注意がそちらに向きやすくなり、目の前の作業に集中しにくくなることがあります。
これは、「気が散りやすい」というよりも、刺激に気づきやすい・反応しやすいという特性によるものです。人によっては、音や動きに敏感であったり、自然とそちらに注意が向いてしまう傾向があります。(注意の反応性や転動の特性)
また、音だけでなく、机の上や周囲が散らかっていると、視覚的な情報が多くなり、頭の中で整理しづらくなってしまうこともあります。
その結果、混乱しやすくなったり、作業の効率が下がってしまうこともあります。
このような場合には、パーテーションで視界を区切ったり、ノイズキャンセリング機器を使うなどして、周囲の刺激を少し減らす工夫が役立つことがあります。
環境を整えることで、集中しやすくなり、結果として作業のしやすさや効率が高まることも少なくありません。

監修者 メンタルサポート&コンサル沖縄 代表

佐藤 恵美 

精神保健福祉士・公認心理師・キャリアコンサルタント・臨床発達心理士

北里大学院にて医科学修士取得。精神科病院や都内クリニック副院長を経て、 2020年「メンタルサポート&コンサル沖縄」を設立。企業・公的機関での労働者カウンセリングや職場研修のほか、 キャリアコンサルタント養成にも注力。日本産業精神保健学会理事。著書に『もし部下が発達障害だったら』、『部下の発達特性を活かすマネジメント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『職場の同僚のフォローに疲れたら読む本』 (PHP研究所) など多数。 

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